
お知らせ
- 2024.10.1
- ホームページを新規に公開しました
- 2024.9.24
- 第52回全国錬心舘空手道大会入賞報告会(宇佐支部)


錬心舘は、戦後の人心の荒廃を憂い、武道による人づくりと戦後の復興を願い、故 保勇開祖によって誕生しました。
「より健全な社会の建設は、健全な個の形成より始まる」の言葉は青少年の夢と希望を担って錬心舘を支え、流儀の理念として今日に受け継がれています。
単なる武術の習得にとどまらず、人格の陶冶、精神力の充実強化、道徳心の涵養に努め、心身ともに健全な人間の育成に主眼をおいており、礼節を尊び、人と和し、切磋琢磨の中に人として貴く生きることの崇高さを学び、拳学拳行を体得します。
その活動は武道を通じ青少年の健全育成を目的としているのです。
「空手の修業は型に始まり型に終わる」
錬心舘では型の練習に重きをおいて指導しています。
型に表現される一挙一動は、絶妙の間と呼吸の動中の静、動中の動の中に心・技・体をを涵養する心身一如の理法に他なりません。日々、心を込めて繰り返す稽古のなかに自己を高め自己を磨く修道の自己完成があるのです。
型の錬磨を通して自己と向き合い、集中力、精神力の強化をはかります。それは心と体のバランスを整え、青少年の人格形成に優れた効果をもたらします。
また、呼吸法を伴う型の鍛錬は、生涯武道として年齢を重ねても取り組む事が出来る活力壮健の護身法であり、それは、無謀な暴力を退け正義を守る攻防一体の秘術でもあります。
小よく大を、短よく長を、柔よく剛を制するのが錬心舘の組手技術です。
錬心舘のお家芸である、洗練された「半飛び足刀蹴り」「後ろ廻し蹴り」「連続廻し蹴り」「二段廻し蹴り」「足刀くの字飛び」「螺旋手刀打ち」「逆風足刀蹴り」など、防ぐことが出来ない最終技術といわれています。
5年3月、福岡県体育館における各派連合西日本空手道選手権大会において団体戦・個人戦(軽・中・重量級)各階級完全制覇、爾来各派各県大会において八連勝不敗の記録を保持し、空手会の畏怖の的となりました。
空手道とは勝敗を究極の目的とする武術ではなく、処世の道であり人を活かす活人拳です。人に打たれず人を打たず、自他を傷つけぬ事こそ空手道の原典です。
の完成された組手技術は、「正義なき暴力」に使用してはなりません。
錬心舘の技には強力な破壊力があり、まともに受けると人体に多大な影響を与えかねません、それゆえ、錬心舘の組手試合はスポーツの絶対条件である、安全性と勝敗の明確性を備えた「防具付き組手」で行われています。
錬心舘では中学生以下に組手試合は行わせません。これには成長期にある子供たちの心身を守る配慮と、型の修練により、型に含まれている様々な技法の特徴と意味を正しく理解し、組手などへの実践応用に必要な空手独特の身体動作を身に付けさせるという二つの理由があります。
錬心舘は「強さを誇る空手競技」の追及ではなく「空手道」を究めることを旨としています。人命(安全性)を軽んずる事なく、健康な心と身体で生涯に亘って学ぶことが出来るのが錬心舘の空手道です。これからも人命尊重の空手道を正しく実践し、真の空手道を確立していきます。